AIエージェントで作る資料作成最終章:Manus×Canvaで仕上げる実務効率化
- TADA Masayuki
- 6月14日
- 読了時間: 3分
こんにちは。合同会社多田EC支援事務所の多田優之です。
前々回は、AIエージェント3種でセミナー資料の素案を一気に作る方法をご紹介しました。今回はその続き、いよいよ「完成までの仕上げ」をお届けします。Manusで作ったスライドをCanvaで整え、PDFにして提出するまでの具体的な流れと気づきをまとめました。

背景
AIがプレゼン資料を自動生成してくれる時代になりましたが、最終チェックと細かな調整はやはり人の手が欠かせません。今回は以下の流れを定番プロセスとしてご紹介します。
o3、4Opusで内容の作成と校正
Manusでスライドを自動作成
PowerPoint形式でダウンロード
Canvaに読み込み、デザインを微調整
PDFで書き出し、主催者へ提出
手順とポイント
STEP1
ChatGPT o3とClaude4 Opusで内容作成と校正
※前々回のブログにて
STEP2
Manusで素案を作成
o3と4Opusで用意した原稿をManusに貼り付け。
お任せで作成し、20枚ほどのスライドを完成。
レイアウト・色使いをプロンプトで指示。「速く下地を作る」ことが狙いです。
STEP3
PPTXでダウンロードし、Canvaへアップロード
ManusからPowerPoint形式で保存。
Canvaを開き、「アップロード」からファイルをドラッグ&ドロップ。
全ページほぼ崩れずに読み込めるので、すぐ編集に移れます。

※出所:Canva https://www.canva.com/

※出所:Canva https://www.canva.com/
STEP4
Canvaで内容とデザインをブラッシュアップ
詳細や普段支援で使用しているスライドを追加し、スライド枚数を30枚に整理。
フォント・色・余白を整え、©挿入、スライドページ番号を正しい情報に変更。
見出しやキーポイントを目立たせ、受講者に伝わりやすいレイアウトへ調整。

※出所:Canva https://www.canva.com/
STEP5
PDFで書き出し、最終チェック
Canvaの[共有]→[ダウンロード]でPDFを選択。
PC、スマホで確認し、表記ゆれやリンク切れがないか最終確認。
問題がなければ、主催者・関係者へ送付して完了。

※出所:Canva https://www.canva.com/
工夫したところ
・AIの文章をそのまま載せず、聴講者に不要な箇所は思い切ってカット。
・具体例や詳細情報は自分の経験をもとに追記。
・図やアイコンは、一部Canvaの素材から差し替え、統一感を出す。
気づき
・以前はPPTXをCanvaに持ち込むとレイアウト崩れが大きかったが、最近はほぼそのまま使えるレベルまで進化。
・AIエージェントのアウトプット品質が上がり、手作業は“仕上げの微調整”で済む。
・とはいえ、最終判断は必ず人が行うことが前提。数字の誤りや文脈のズレは人が見ないと防げません。

まとめ
AIエージェントで下地を作り、Canvaで仕上げる――このワークフローなら、資料作成の時間を大幅に節約しつつ、見た目もしっかり整ったスライドを短時間で完成できます。作業に追われる支援機関の皆さまや中小企業経営者の方こそ、ぜひ活用してみてください。
【お問い合わせ】
合同会社多田EC支援事務所 📧 https://www.ectada.co.jp
EC/AI活用支援・業務効率化サポート承ります
Comments