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音楽生成AIのトレンドとビジネス活用

  • 執筆者の写真: TADA Masayuki
    TADA Masayuki
  • 6月3日
  • 読了時間: 4分

― Suno・Udio・Soundrawの実力と“仕事にも効く”AI音楽 ―


こんにちは、多田優之です。

最近よく聞かれる「音楽生成AI」について、ちょっと簡単にまとめてみました。



はじめに:AIが音楽を作るってどういうこと?


最近、動画やSNSで「AIが作った音楽」が話題になっています。

実は今、メロディや伴奏だけでなく、歌詞も歌声もまるごとAIが自動生成する時代に突入しています。


しかも驚くほどクオリティが高く、使い方も簡単。

数分で“それっぽい曲”が手に入り、著作権もクリアに使えるとなれば、ビジネス現場でも注目されるのは当然ですよね。

※著作権に関しては注意点がございます(後述にて)




世界と日本の動向:2024年は“音楽生成AI元年”


2023年の市場規模は約4億4,000万ドル。

2024年からは年30%超のペースで急拡大中です。


  • Googleの「MusicLM」やStability AIの「Stable Audio」など、大手も続々参入

  • ポール・マッカートニー氏がAIで“ビートルズ最後の曲”を発表

  • 日本では「Suno(スノ)」がSNSで話題沸騰。プロも「これ売れる」と絶賛



実際に、約20%の音楽家、36%のプロデューサーがすでにAIを制作に活用しているという調査もあり、今や音楽生成AIは“定着段階”に入りつつあります。




自分でも作ってみました:柴犬あずき、15歳


実際に私自身も、仕事の合間にSunoでBGMやテーマ曲を作ってみました。


最初は、仕事中に流せる「集中用インストゥルメンタルBGM」を数曲。

テンポ・ジャンル・雰囲気を選ぶだけで、約2分〜4分の心地よい音楽が次々と完成。

これだけでも「社内BGM」や「動画用音源」として、かなり実用的でした。

※SUNOにて作成



そして、調子に乗って歌詞入りのオリジナル曲にもチャレンジ。

テーマは、私が15年間一緒に暮らしてきた愛犬「柴犬あずき」。

90年代風にして、ノスタルジックな感じで歌ってもらったのがこちらです。

※有料版にするとダウンロード、商用利用可能




  • [Verse] 朝の光に染まる道 君と歩いたいつもの位置…

  • [Chorus] 柴犬あずき 君は15歳 小さな足音 まだ聞こえる…

  • [Bridge] 夕暮れに空に君の影…



※SUNOにて作成


このように、歌詞・メロディ・アレンジ・ボーカルまですべて自動生成され、歌詞に「あずき」と入れたにもかかわらず、自然な日本語の歌声で感動しました。


この体験を通じて、「これはBGMだけじゃない。ストーリーを伝える“音の力”を誰でも持てる時代だ」と強く感じました。




仕事でどう使える?3つの活用シーン


音楽生成AIのビジネス活用例はたくさんありますが、特に以下のような場面で威力を発揮します。



展示会・店舗BGM


  • 自社ブースに合った“テーマ曲”をその場で生成

  • 時間帯や季節に合わせて、来場者の印象に残る演出を



SNS・PR動画


  • 商品紹介やサービス動画に「商用利用可能なオリジナルBGM」を即挿入

  • YouTube・TikTokでも安心して公開・収益化できる



広告・プロモーション


  • 社歌やブランドジングルをAIで即興作成

  • 地域PRや自治体イベントでも“耳に残る音”を低コストで作れる




話題のAI音楽サービス3選(比較付き)

サービス

特徴

商用利用

対象ユーザー

Suno

歌詞・ボーカル付きの “完成曲”を数分で生成

有料プランで可能

オリジナル楽曲を 作りたい人・企業

Udio

日本語にも対応、 月400曲無料で作成可

原則OK(要確認)

とにかくたくさん 作って試したい人

Soundraw

日本発。BGM専門& 商用利用も安心

有料でOK

BGMとしての信頼性を求める中小企業




導入時の注意点まとめ


  • 無料プランだと商用不可なケースがある(特にSuno)

  • 著作権保護が不明確なAI楽曲には要注意

  • 歌詞内の人名・地名・ブランド名にも配慮を

  • ユーザー入力が再学習に使われることもある(データ提供の意図確認を)


有料プランの方が安全性・ライセンス範囲・機能面で安心できます。


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まとめ:音で“伝える力”をもっと自由に


音楽生成AIは、思い出やメッセージを“音”で伝えるツールとして、

そしてビジネスにおける「印象づけ」や「演出強化」の武器として、大きな可能性を秘めています。


私自身も「柴犬あずきの曲」を通じて、

AIが人の想いを音楽に乗せられる時代になったことを実感しました。


まずは1曲、作ってみるだけでもOK。

映像やプレゼンの印象がグッと変わります。


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中小企業や自治体向けの「生成AI入門セミナー」も承っております。

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