Manusで「ChatGPT料金プラン比較スライド」を作ってみた話
- TADA Masayuki
- 6月1日
- 読了時間: 4分
―― スライド作成難民だったワタシを救ってくれたAIエージェント
スライド作成に悩む日々とManusとの出会い
こんにちは、多田優之です。
今回のブログでは、AIエージェント「Manus(マナス)」を使って、ChatGPTの料金プラン比較スライドを自動生成した体験をお話しします。
※有料版を前提にお話ししております。ご了承ください。
私は普段、商工会や支援現場でスライドを多く作りますが、正直スライド作成ってけっこう大変ですよね。内容をまとめて、構成を考えて、見やすく仕上げて…。時間が足りず、「これAIでできないかな?」と考えるようになりました。
そこで今回試したのが「Manus」という新しいAIサービスです。

Manusとは?他の生成AIと何が違うのか
Manusは、中国発の汎用AIエージェント。単なるチャットボットとは違い、「考える→計画する→実行する」という自律処理を行ってくれるのが最大の特徴です。
3ヶ月ほど前は招待制だったのですが、現在は普通にアカウント作成できます。
プランは無料版、Basic、Plus、Proの4種類あります。私はPlusを使っています。
※Manus公式より

たとえば「ChatGPTの料金プランを1枚のスライドにまとめて」と指示するだけで、Manusは自動で以下のプロセスを進めてくれました。
OpenAIやAI総研など複数サイトを同時に検索
最新の料金体系と機能差を抽出
Markdown形式で要点を整理し、スライド化
途中で「ソースをしっかり確認して、スライドに反映して」と伝えると、それも自動で反映してくれました。
※チャットタイトルと、プロンプト(質問)

※完成時

※Manusにて作成
他にも色々使ってきた中での“決め手”
私はこれまで、いろいろなスライド系生成AIを試してきました。
イルシル
Copilot
Gamma
Claude アーティファクト
Gemini(旧Bard)
Felo
Genspark
Canva
Adobe Express
v0
ChatGPT
Perplexity などなど
どれも一長一短で、「デザインはいいけど、文章が…」とか「文章はいいけどデザインがちょっと…」という課題がありました。そんな中でManusは、構成を自動で考えて、スライドの“中身”まで生成してくれる点が群を抜いていました。
※Genspark「AIスライド」は秀逸だが修正が難しい・・・

※v0はデザインいいけど、もっと文章を深掘りして欲しい
(文章をo3などで作成してから作ってもらうと良いモノできます)

※改良版

※soraで作ったモノはシンプルで、ワンポイントにはイイかも!

実際に作成された「ChatGPT料金プラン表」
今回Manusで生成したのは、ChatGPTの無料・Plus・Proの3プラン比較表です。
料金(月額0円/3,000円/30,000円)
モデルの違い(GPT-4o、GPT-4、GPT-4.5など)
ファイル解析、画像生成、カスタムGPTの可否
回数・時間制限(無料版は10分、Plusは80回/1時間など)
最新の情報に加え、「ログインなしで使える範囲」「Deep Researchの回数」なども明記されていて、研修スライドとしてそのまま使えるレベルでした。
Manusの指示にはこう入れました。
ChatGPTの料金プランをわかりやすく表にまとめてください。出典は下部に記載し、スライド本文からは引用番号を削除してください。
その通りに生成され、スライド下部には参考サイト(OpenAI公式、AI総研など)も添えられていました。

Manusを使ってみた感想と注意点
良かった点:
作業が「指示するだけ」で完了する
日本語UIがあるので直感的に使いやすい
スライド以外にもコードや文章も生成可能
プロンプトに対して想像以上に“ちゃんと動く”
注意点:
タスク中にやや待たされることがある(サーバー混雑時)
仕上がりに癖があることもある(レイアウトは手直し前提)
作業内容がクラウドに送信されるので機密性には注意
私は非機密の資料作成だったので問題ありませんでしたが、商談資料などを扱う場合は、必要に応じてプロンプト内容を加工した方が良いです。
今後の活用イメージと可能性
今回は「料金プラン比較スライド」という単発タスクでしたが、Manusなら次のような使い方も可能です。
クラウドファンディングページの草案作成
補助金概要資料の構成+見出し生成
支援現場での事例報告レポートのドラフト化
Canvaとの連携で自動バナー生成 → 研修資料に活用
これらをすべてAIが“休んでいる間に”こなしてくれると思うと、業務効率が圧倒的に変わります。
まとめ:Manusは“AIに仕事を任せる”時代の入口
今回の体験を通じて感じたのは、「AIは質問に答えるだけでなく、仕事を片付けてくれる存在になってきた」ということです。
Manusのようなツールがこれからもっと普及すれば、「資料づくりが苦手だから伝えられない」「準備に追われて提案が後回しになる」そんな“現場のもったいない”を一つひとつ解消できると感じました。
スライドづくりに悩んでいる方、生成AIに半信半疑の方も、まずは一度Manusを使ってみてください。自分の代わりに“下準備してくれる秘書”のような存在になるかもしれません。
Comments