SNSと生成AIで変わる!中小企業のための採用戦略
- TADA Masayuki
- 5月26日
- 読了時間: 4分
〜「応募が来ない」悩みを効率よく解決するヒント〜
こんにちは。多田優之です。
先日開催したセミナー「SNSと生成AIを活用した実務セミナー(求人編)」でお話しした内容から、特に反響が大きかったポイントをブログ形式でご紹介します。
今の採用活動は、「求人サイトに出せば応募が来る」時代ではありません。SNSと生成AIを味方につけることで、少人数・少コストでも応募者との出会いを増やし、ミスマッチも防げるようになります。

図解:Sora画伯制作
1. 採用は「発信」ではなく「接点づくり」から始まる
今や若年層を中心に、就職先探しは「Google検索」よりも「InstagramやTikTokでのおすすめ投稿から」始まる時代です。SNSは、求人を“探す”場ではなく、偶然の出会い=初期接点の場として機能します。
実際、Instagramの「発見」タブやリール動画に、企業や店舗の投稿が表示され、「何となく気になってフォローした」という流れから採用ページへたどり着くケースが増えています。
📍ポイント
SNSは「求人広告」ではなく「職場の雰囲気づくり」「接点づくり」の場
定期的に発信することで、アルゴリズムに拾われやすくなる
投稿に“リアルな現場感”を出す(社員の日常・作業風景など)
そして、Googleビジネスプロフィール(GBP)では「目的(ディープ)検索」対策を。求人情報を検索したとき、マップや営業時間だけでなく、「どんな職場なのか」「評判はどうか」まで見られるようになってきました。
ネガティブを「隠す」ことは御法度。しっかり伝えるため「ポジティブ」で隠さずに伝えましょう。

2. 求人広告は「生成AIと一緒に作る」時代へ
ChatGPTをはじめとする生成AIを使えば、求人原稿を一から考えなくても「たたき台」レベルの文案を30秒で出力してくれます。
例えば
「未経験歓迎で週2〜3日勤務OKの事務スタッフの求人広告を、20代女性向けに親しみやすく考えて」
と聞くだけで、複数のパターンが出てくるので、あとはそこから好みの文を整えるだけです。
🛠️実際の活用例
ChatGPTに「ネガティブな条件をポジティブに書き換えて」と指示 例:「残業あり」→「経験を積みやすい」「実力を発揮しやすい環境」
「週1日OK」「子育て世代歓迎」など、“応募者に刺さる”言葉をAIが提案
複数パターンを出してもらい、「比較しながら決める」のがコツ
そして、作った文章をInstagramやFacebookの投稿に使い、そのまま広告配信へ。ターゲット設定(年齢・地域・興味関心)もできるので、求人サイトに比べて少額でも精度の高いアプローチが可能になります。

3. 応募から採用まで、仕組みで回す
採用活動での“地味だけど大事”なポイントが、スピード感と自動化です。
以下のようなツールや方法を組み合わせると、応募対応がかなりラクになります。
🔹 LINE公式アカウントの自動応答機能 →「よくある質問」「面接日時の調整」などを即返信
🔹 Googleフォームの自動返信メール →申し込み直後に「受付しました」通知を送って安心感アップ
🔹 ドタキャン対策:前日リマインド(LINEやSMS)を自動送信 →面接ドタキャン対策に有効
さらに、「お試し採用」や「職場見学」など、一度働いてもらってから正式採用という流れも定着してきました。短期バイトアプリ「タイミー」などを活用し、相性確認を事前に済ませることで、早期離職を防げる効果もあります。
※イメージ図

まとめ:SNSと生成AIで、採用はもっとラクになる
本セミナーでは、
SNSは求人発信ではなく“接点づくり”の場
AIで求人広告を効率化し、キャッチコピーも改善できる
LINEやフォームで応募対応を自動化、ミスマッチも予防できる
という3本柱で、少ない人手でも“伝わる・選ばれる”採用活動ができる方法をお伝えしました。
特に印象的だったのは、セミナー参加者の中から「求人も販売も一緒なんですね」と声をいただいたこと。まさにその通りです。相手の“欲しい”に寄り添い、気持ちよく応募してもらう。その工夫ができるかどうかが、成果を左右します。
これからも、AIやSNSを活用した「無理なく・効率よく・人に届く」採用方法を広めていけたらと思います。
✍️ このブログ記事は、令和7年3月21日開催「SNSと生成AIを活用した実務セミナー(求人編)」に基づいて執筆しています。
ご相談やセミナー開催のご依頼もお気軽にどうぞ!
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