ChatGPTのはじめ方と仕事に活かす!リアルなコツ
- TADA Masayuki
- 5月25日
- 読了時間: 4分
〜「とりあえず聞いてみる」が、最初の一歩〜

(Sora画伯制作)
こんにちは。多田優之です。
今回は「ChatGPTを使ってみたいけど、どう始めればいいの?」「本当に仕事に使えるの?」という声にお応えして、生成AIのはじめ方と現場での活用事例を、初心者向けにまとめてみました。
私自身も、2023年から生成AIを本格導入し、セミナー資料のたたき台からSNS運用、クライアント提案の原稿づくりまで、いろいろな場面で使っています。
スタートは「無料」で十分。Plusは慣れてからでOK
ChatGPTは、無料でも気軽に始められます。以下のような利用プランがあります。

(先月のセミナー資料より抜粋)
私のおすすめは、「まず無料で試して、便利さを感じたらPlusに切り替える」流れ。実際、SNS代行業務やコンサル提案資料作成に使っている方の約7割がPlusプランです(私の支援先ヒアリングより)。
使い方は簡単。最初のステップは「得意なことを聞く」
最初にいきなりビジネスの難しい話題で試すよりも、自分がよく知っていること/興味のあることを聞いてみるのが安心です。
例えば
料理が得意な方 →「冷蔵庫にある食材で晩ごはん何作れる?」
ガーデニング好きな方 →「初夏に咲く花、育てやすいもの教えて」
鉄道好きな方 →「高松〜名古屋を乗り継ぎで旅するならどんなルート?」
こういった「答えを自分でも知っている質問」をしてみることで、AIの“癖”や“間違い癖(ハルシネーション)”を体感できます。
この段階で「これは参考になる」「この部分は違うな」と見分けられるようになると、次のステップに進みやすくなります。

仕事への活用例:現場での相談から見えた可能性
ここからは、私が実際に関わった支援現場での事例をご紹介します。
💬 事例①:SNS投稿の下書きを3分で
ある商工会所属の和菓子店さんは、「Instagramの投稿が続かない」という悩みがありました。
そこで、ChatGPTに
地元の食材で作った季節の和菓子を紹介するInstagram投稿文を考えてください。 お客様に「食べたい!」と思ってもらえるように3パターンほど。
と投げたところ、10秒で投稿文のたたき台が完成。これを参考に、店舗スタッフが言葉を足し、実際の写真と組み合わせて投稿に仕上げました。
投稿がラクになるだけでなく、「お店の世界観が定まった」と感じられたのが印象的でした。
💬 事例②:メルマガの本文をゼロから自動生成
あるリフォーム業者さんは、月1回のメルマガ配信が苦手というご相談をされていました。
ChatGPTで、
リフォームを検討中の方向けに、「夏前におすすめしたい水回りのリフォーム」について、親しみやすく読めるメルマガ文面を考えてください。
と入力。生成された原稿を元に、専門的な説明や施工事例写真を加えて編集し、以前より開封率がアップしたそうです。
💬 事例③:採用ページの会社紹介文のたたき台に
中小製造業の経営者さんからは、「求人用の企業紹介文を自分で書くのが苦手」との声も。
ChatGPTに過去のパンフレット文章やWebサイトの情報を貼り付けて「わかりやすくまとめ直してください」と依頼したところ、構成がスッキリした読みやすい紹介文に。
「このAI、秘書やん!」という言葉が印象に残っています。

使いこなしのコツ:AIを“下書き係”と考える
よく聞かれる3つの質問と、私の現場的な答えはこちら↓
❓ 質問 | 💬 回答 |
機密情報、大丈夫? | ChatGPTには「学習をオフ」にする設定あり。 それでも個人名・取引先名は入力しないのが鉄則。 |
無料と有料、どちらが良い? | 最初は無料で十分。でも「業務で本格利用する」 ならPlusがコスパ・タイパ良し。 |
検索エンジンと同じ? | 違います。Googleは“情報検索”、ChatGPTは“文章の予測と生成”。事実確認は別で必須。 |
AIはあくまで「人間の仕事をラクにする下書き係」だと考えると、付き合いやすくなります。
まとめ:まずは自分の言葉でAIに話しかけてみる
生成AIはどんどん進化していますが、最初から完璧に使いこなす必要はありません。
話しかけてみる(音声入力でもOK)
出てきた文章を整えて使う
「便利だ」と思えたタイミングで、少しずつ仕事に取り入れる
これだけで、業務効率化も、発信力の強化も、少しずつ実現できます。
そして何より大事なのは、「ちょっと気になってた」「触ってみようかな」
――その気持ちが生まれた今が、始めどきということ。
あなたも、まずは気軽にAIに話しかけてみてください。
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